ソニーのAPS-Cミラーレス α6500を購入しました。
カメラを予約して買うなんて初めてです。
これまではEOS 5D MarkIIを7年使っていたので、久しぶりの新一眼・そしてマウント切り替えです。
なぜα6500にしかのか?
キヤノンにしなかったのは以下の3点
- キヤノンのフルサイズ一眼が高価になってしまった。
5DMarkIVの値段にびっくり。
こどもがうろちょろするので連写は8コマ以上ほしい。そうすると6DMarkIIにも期待できない。(おそらく5コマでしょう)
80Dをそのままフルサイズにして20万円くらいに納めてくれれば良いのですが・・・ - 今となっては少し古くさい7DmarkIIと一歩足りない80D
7DMarkIIは現在のキヤノン一眼レフで間違いなく一番お得な商品だと思いますが、高感度特性やWiFiなどの機能をみると今時の一眼として足りていない面があります。
80Dは二桁Dとしてはかなりスペックアップしていて初一眼がEOS10Dのワタシとては驚愕の出来映えなのですが、連射時のバッファが物足りないのとシャッターの感触が安っぽくなじまないのが残念な点 - がっかりなEOSM5
バッファ容量少なすぎ。8000Dの方がマシなレベルで、こんなんでは満足できません。
そんなわけで行き先を失った5D難民の方が結構いると思うのですが、D750あたりを買うと幸せになれる気がします。
個人的にはもっと気楽にカメラを持ち歩きたい(子ども二人いるとフルサイズ一眼レフは少々やっかい)というのもありミラーレスで検討することにしました。
富士フイルムのX-T2、OLYMPUSのE-M1MarkIIが良さそうでしたが、E-M1MarkIIはまさかの20万円オーバー、X-T2はかなり良さそうでしたが、
- ボディ内手ぶれ補正がない
- 魅力的な単焦点が多くてレンズ沼が深い
という2点があったので悩んでたところに、まさかの前機種から1年たたずにソニーがα6500をぶっ込んできました。
全機種のα6300は触ったことがあったのですが
- シャッターの感触があまりにも悪く、感覚的に使いたくない
- ソニーなのにボディ内手ぶれ補正が無い
- 連写が速い割にバッファが無いので使い道が無い
という点で見送っていました。特に1の印象が悪かったです。
今回、α6500で2と3については改善したのと、1についてもシャッターユニットを改善したと言うことなのでα6500に俄然興味がわいてきました。
X-T2との比較では
- ボディ内手ぶれ補正があるので動画にも期待できそう(富士は手ぶれ補正付きレンズが少ない)
- シグマの18-35mm F1.8 DC HSM | Artが使える。単焦点3本買うより安くてボディ内手ぶれ補正も使える
高感度+明るいレンズ+ボディ内手ぶれ補正のトリプルアタックで手ぶれをだいぶ抑えられそう - タッチパネル付きでフォーカスポイントの選択がしやすそう
という点で、画質やカメラとしての質感・使い心地では圧倒的にX-T2ですが、実用性をとってα6500を予約することにしました。
とりあえず1週間(実質2日)使ってみての感想は以下のような感じです。
- EVFすごい。
ヨドバシでX-T2を触ったときはレスポンスが気になっていまいちな印象だったが、実際に撮影してみると違和感が無い。そして暗いところでも明るく見えるので見やすい。室内ではEVFの方がいい。画質もクリアで見やすい。 - 高感度もいけてる。
5DMarkIIでは躊躇無くあげられるのは800までであとは、なるべくあげないようにしながら1600までは何とか、3200はよほどで無い限り使わないという感じでしたが、とりあえずISOオートのまま使ったところISO5000でとっているケースもいくつかありました。しかしピクセル等倍で見なければ全く違和感がなく、等倍で見てもノイズはあるにはありますが、色ノイズが少ないので違和感は少なく解像感が失われていなぁという感じです。
APSとはいえ7年分のセンサーと画像処理の威力を思い知りました。個人的にISO6400までは常用できそうです。 - 顔認識便利
子どもをとるときには圧倒的に便利ですね。優先する顔も登録できるのでよその子にピントが合う失敗も防げます。 - AFは速い。ただ7DmarkIIとか80Dに18-135mmつけたときよりははっきり劣る
ミラーレスでも十分速いです。EOS5DMarkIIの9点AFと比べると雲泥の差。
AFの追従性についてはまだ検証できてないですが、適当に撮っていると外すこともよくあるので、もう少し使ってみてセッティングを詰めてみます。子どもを撮るには十分すぎるスペックを持っているとは思います。 - 動作が速い
起動・撮影・書き込み かなり速くて快適(比較対象が8年前の機種ですからね・・・) - シャッターの感触がよくなっている。
あまり期待していなかった分、うれしい誤算でした。
ソニーのミラーレスはカメラっぽく無くていやだとα6300を触って毛嫌いしていましたが、7DMarkIIのようにどんどん撮りたくなるようなやみつき感はないですが、撮影時のテンションを妨げない十分な感触があります。80Dよりは上。シャッター音は控えめで個人的にはX-T2より好きかも。気軽にスナップできそうです。 - グリップもよくなってる
握っていて何かミラーレスだからと、小さいカメラだからと我慢させられている感じはないです。 - スマホ連携がうれしい
サクッとスマホに画像転送できるのはホント便利。インスタはじめちゃおうかしら
子どものイベントでLINE速報用の写真をスマホで無く一眼で撮ってすぐに渡せるメリットは大きい
転送する画像の選択や操作性も扱いやすいです。
今のところネガティブな印象は以下の2点
- バッテリーは心許ない
設定をいじってたり、スマホに画像転送してたりすると、スマホのようにバッテリが減っていきます。
予備バッテリは必須。
5DMarkIIのときは予備バッテリを使うこともほとんど無かったし、こまめに充電することも無かったですが、電源管理を意識的にする必要があります。(10D/40Dぐらいの感覚でしょうか)
Newmowaの NP-FW50 互換バッテリーで動作したのは朗報。
- 便利なんだけど、いまの設定がどんな感じなのかいまいちわからない。
ネガティブというほどでもないのですが
EVF・液晶の文字の大きさとかEOS中級機以上にある上面の液晶表示がないせいか、絞り優先で撮っていてもあまりシャッタースピードを意識できていない感じがあります。
これはあえてISOオートにしていることも影響していると思います。
ここまで高感度特性が良いとISOをいじっている時間がもったいない気もしますね。
今までノイズに神経質になっていたので絞り・シャッター・ISO・露出補正はかなり気にしていました。
その分ピントと構図に集中できるともいえるかもしれません。
いろいろ使ってみて気に入ったところ・気になったところは更新していきたいと思います。
とりあえずE50mm F1.8 OSSが安いくせにボケがやわらかく使いでのあるレンズで楽しい。おすすめ。