格安SIMって?携帯電話・スマホの月額料金を安くする方法





最近CMなどで「格安SIM」とか「携帯の料金が安くなる」などというフレーズを見かけませんか?

興味はあるけどよくわからないなんて方、多いんじゃないでしょうか?
私は実際にIIJmioという格安SIMを利用しています。妻の分とあわせてスマホ代が月々1960円で収まっています。これとは別に家族通話のためにドコモの携帯電話を使っているのでこちらも月々1600円程度かかっていますが、それでも月々の携帯代は2人あわせて4000円かかっていません。

さらには、私の親もこのIIJmioという格安SIMを使っているのでこちらもスマホ代が月額980円に収まっています。

このページでは、格安SIMに興味があるけどよくわからない方に向けて

  1. 格安SIMとはなにか
    ・SIMカードとは
    ・格安SIMとは
    ・格安SIMの仕組み
  2. 格安SIMの種類
    ・機能の違い
    ・どのSIMを選べばいい?
  3. 格安SIMのメリット
    ・月額費用が安い
    ・2年縛りがない
    ・電話番号はそのままでOK!
  4. 格安SIMのデメリット
    ・キャリアのメールアドレスが使えない
    ・家族通話無料などの割引プランがない
    ・スマホ破損時の保障プランがない
    ・設定などで相談できる窓口が少ない
  5. スマホの購入方法
  6. 格安SIMの契約方法
  7. 設定方法

を紹介していきます。




格安SIMとはなにか

■SIMカードとは
そもそもSIMカード(しむかーど)とは何でしょうか?SIMカードとは携帯電話に差し込まれているカードで以下の写真のようなICチップが内蔵されたカードです。
SIM-3

左からnanoSIM(ナノSIM)、microSIM(マイクロSIM)、標準SIM。

ナノSIM(nanoSIM) 現在主流となっているサイズのSIMです。iPhone、Xperia、AQUOSPhone、arrowsなどのスマートフォンに利用されています。

マイクロSIM(microSIM) 2-3年まで主流だったサイズのSIM。現在でも比較的安価なSIMフリースマートフォンでよく使用されています。

標準SIM いわゆる「ガラケー」のころによく使われていたSIM。ガラケーでも比較的新しいものはマイクロSIMになっています。スマートフォンで使われていることはほぼないと思われます。

ドコモではSIMカードのことをFOMAカード、ドコモUIMカード、ドコモminiUIMカード、ドコモnanoUIMカードと呼んでいます。昔の携帯電話にはFOMAカードを、最近の携帯電話やスマホにはドコモminiUIMカードやドコモナノUIMカードを使います。

格安SIMを契約するには自分が使う携帯電話・スマホに合ったサイズのSIMカードを選ぶ必要があります。

一応保証外ですが、以下のような小さいサイズのSIMカードを大きくアダプタも売っているので、わからないときはnanoSIMを選ぶといいと思います。

このSIMカードに電話番号など通信・通話に必要な情報が記録されているので、SIMカードをさし変えれば好きな携帯を使うことができる仕組みです。

■格安SIMとは
通常SIMカードはドコモやauなどの携帯通信会社から契約時に貸し出されるものですが、格安SIMはビックカメラなどの家電量販店やAmazonなどで買うことができます。以下のようなパッケージでドコモなど大手携帯通信会社の初期契約手数料に相当する3000円程度で売られています。

契約の内容が格安SIM業者のものになっていますが、見た目は通常のドコモなどで提供されるSIMカードと変わりません。
下の写真は私が使っているnanoSIMなのですが、ドコモのものとカード自体は同じです。
DSC_1448
後で説明しますが、格安SIMといっても元々の携帯の通信回線はドコモやauなどの大手携帯通信会社のものを格安SIM業者(MVNOといいます)を使用しているのでSIMも元の通信会社のものを使うのです。(たぶんデザインを変えると費用がかかるからでしょう)
なので、格安SIMだからといって電波の受信感度が悪くなったりということはありません。安い理由も後で説明します。

■格安SIMの仕組み
IIJやOCN、Biglobeなどの格安SIMを提供している会社はドコモなどの大手通信業者から通信回線を卸してもらっています。
この回線を個人に格安で再販しているというのが、簡単な仕組みです。
最近よくあるマンションで電力を一括受電して電気料金を安くする仕組み(各戸は電力会社と契約するのではなく、各戸または管理組合が一括受電している会社と契約するもの)とにています。
それだけではなく、格安SIMを提供している会社は全国に携帯ショップを持ちませんし、TVCMなども控えめです。さらにはキャッシュバックキャンペーンのようなこともほぼしていないので販管費や広告宣伝費が大手キャリアと比べて全くといっていいほどかかっていません。
ですので格安で携帯通信網を提供することができるのです。

そして、結局携帯の電波はドコモなどの大手キャリアの設備を使うので、サービスエリアや電波の強さは大手と全く同じです。
(端末や契約プランによっては受信感度や速度に差が出ることはあります)
ちなみに、格安SIMのほとんどがドコモの設備を使っています。

SIM-2

格安SIMの種類

SIMカードにはサイズの違いのほかに、通話・SMSが使えるかどうかの機能の違いで種類が分かれています。

■機能の違い
SIMカードには通話機能のあるものと、通話機能がないデータ通信専用SIMの2種類がアリ、さらにデータ通信専用SIMはSMS(ショートメッセージ)機能があるないで2種類あるので機能的には3種類にわけられます。このほかにもプリペイド契約のSIMがありますが、特に事情がない限りは月額契約のものでいいです。

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■どのSIMを選べばいい?
通話が必要かどうかをまず判断する必要があります。後で説明しますが、格安SIMの通話機能は大手携帯キャリアにあるような家族通話無料のようなサービスがありません。
携帯の電話番号はMNPで移行することができます。
通話については、通話用の電話と併用する、楽天電話などの通話料金の安い電話を利用するなどの方法があります。後ほど詳しく説明するので、通話機能が必要かどうか判断してください。

データ通信SIMの場合、SMS機能が必要かどうかの判断が必要ですが、LINEなどのサービスを認証する際にSMSが必要なことがあるのでこれはつけておいた方がいいと思います。メールとWebサイト閲覧しかしないなど、スマホの利用方法が限定されているときはSMSはなくてもいいと思います。

■おすすめの会社は?
肝心の格安SIM提供会社ですが、IIJmioがおすすめです。IIJは日本の商用インターネット通信の老舗で技術力も確かです。最新のiPhoneが発売された際やiOSがアップデートされた際にもしっかりと動作検証を行いブログで報告を行っているのも好感が持てます。さらにはDMMなどほかの業者にも格安SIMサービスを提供している(この場合はdocomo→IIJ→DMMという構図になります)ほど定評のあるところです。
独自のアプリで高速通信が不要な際には毎月の容量をカウントしない低速通信に切り替えることができたり、余った分を翌月に繰り越せるところもメリットです。
ほかにはOCNモバイルONEやBIGLOBEなども定評のあるSIMサービス提供者ですのでおすすめです。

  

格安SIMのメリット

■月額費用が安い
なんといっても月額費用の安さが一番のメリットです。LINEやメール、インターネットを見るくらいなら一番安い月額900円のプランでも十分間に合います。
積極的にデータ通信する人でも大手携帯通信会社のプランよりも安くなります。

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ポイントは家の中ではWiFiを使うこと。
この設定をすれば、家の中では格安SIMを使った通信をしないのでそれほど容量は使いません。
ちなみに私の妻は月に300MBほどしか使っていません。
逆に家にインターネットの契約をしていない、WiFiを使っていないという方は容量の多いプランを選んだほうがいいでしょう。

■2年縛りがない
ドコモやau、ソフトバンクで割引プランの契約するとたいてい2年間の契約縛りがついてしまいます。これは大変厄介でいつが更新月かわからなくなります。機種によって異なりますが700円~2800円程度の割引が得られるようですが、24ヶ月の割引ですので更新月でほしいスマホが発売されていないと、割引のない割高な料金を支払うことになります。無理に機種変すると、もうすぐ新しい機種がでるのに現行品を買う羽目になったりします。

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つまり、大手携帯キャリアの割引プランは次々に新しい機種に交換する人にはメリットがありますが、そこまでこだわらない人は無駄にお金を払っていることになるのです。今のスマホは2年たっても十分に使えるほど高性能ですので、調子が悪くなった時など本当にあ新しいスマホがほしくなった時に買えばいいのです。

※格安SIMでも音声通話(電話)ができるタイプの契約は1年間契約解除に費用が掛かることがあります。

■電話番号はそのままでOK!
メリットとはちょっと違いますが電話番号はMNPで引っ越せますので安心してください。
電話番号宛のSMS(ショートメッセージ)も使えます(一部使えないプランがあります)。


格安SIMのデメリット

■キャリアのメールアドレスが使えない
電話番号と違って@docomo.ne.jpなどの携帯キャリアのメールアドレスが使えません。
でも、最近はLINEなどのアプリで連絡を取ることが多いので正直なくなっても困らない人は意外と多いはず。メールはメールで必要だと思いますが、思い切ってGmailなどに移行してはどうでしょう?メアド変更の連絡も今はLINEがあるので楽です。キャリアのメールアドレスを捨てる覚悟をしないとずっと高い月額費用を払い続けることになります。

■家族通話無料などの割引プランがない
これは結構重要な人がいると思います。実家の両親など家族通話無料プランのお世話になっている方は結構多いと思います。これに関しては格安SIMの一番のデメリットだと個人的には思います。ただここで諦めるのはまだ早いです。以下のような対策があります。

1 LINEなどの通話を利用する
音声通話より音質や安定性は悪いですが、これで十分な人も結構いると思います。ただ、電話番号が使えない(自分の電話番号による待ち受けができない)のがデメリットです。

2 050plusなどのIP電話アプリを使用する
月額費用が324円かかってしまいますが、自分の電話番号(050ですが)が持てます。通話料金も3分8.64円(携帯宛ては1分17.28円)と安いです。私も一時期使用していましたが、通話の品質に不満があったのと、月額費用が掛かるので解約した経緯があります。

3 キャリアの携帯電話と併用する
私が現在使っている方法です。キャリアのプランを最小限の通話のみにして家族通話をつけます。すると月額800円程度でキャリアの電話が利用できます。電話は待ち受け中心の人にはお勧めです。さらに家族以外の通話(会社とかお店の予約とかありますよね)は楽天電話を使うと月額無料で通話は30秒10円と大変お得に通話ができます。通話の品質は通常の電話と変わらないのでこれはかなりおすすめです。楽天電話は契約後、専用アプリから通話するか通話する相手先の電話番号の前に0037-68をつけて電話するだけで使えます。デメリットは言うまでもなく電話を2台持ち歩かないといけないことです。通話用の電話はガラケーを使うのがおすすめです。通話に限って言えばガラケーもなかなか使いやすいですよ。前に使っていたガラケーを持っている方はそれをそのまま使うのがいいです。

4 格安SIMの通話プランを利用する
通話の単価はキャリアより高いですが、月の通話時間がそれほど長くなければ結果的に格安SIMのほうが安い人は意外と多いと思います。私もこれに該当するので次の更新月では格安SIMにMNPで電話番号を引っ越して携帯1台体制にしたいと思ってます。

■スマホ破損時の保障プランがない
これも人によってはデメリットになると思います。落としたりしたときなどの交換・修理時に安く修理交換してくれるキャリアの保障プランが使えません。iPhoneなどではAppleCareという保障の仕組みがありますが、Androidではそういった仕組みを用意しているメーカーはありません。保障制度もただではないので、大事に使って壊さないのが一番ではありますが、月々の安さを考えると格安SIMに移行するメリットは十分にあると思います。

■設定などで相談できる窓口が少ない
格安SIMにはドコモショップのような相談できる場所がほとんどないので、困ったときに相談できるところがありません。もちろん格安SIMにもサポートセンターはあるので設定方法などの問い合わせはもちろん可能です。
一番最初の設定が若干必要ですが、いったん使い始めれば普段は特に困ることはないと思います。最初の設定方法などは格安SIMのサービス提供会社のサイトの詳しく載っていますが、インターネットで検索すると意外とすぐ見つかるものです。本サイトでも最後に設定方法が確認できるサイトや、設定方法を探すための検索の仕方も載せていますのでご安心ください。

スマホの購入方法

格安SIMを利用するにあたってスマホをどうやって調達するかについて説明します。

■自身や知人が使っていたスマホのお古をそのまま使う
一番ポピュラーな方法だとおもいますが、自身がこれまで使っていたスマホ、あるいは知人等が使っていたスマホ、機種変更して余ったスマホを利用する方法です。多くのMVNOはドコモ回線を利用しているのでドコモのスマホであればそのまま使うことができます。(mineoはau回線を使っているプランがあるのでauのスマホを利用したい場合はmineoを使うといいです)ドコモ以外のスマホを使いたい場合はSIMロック解除をする必要があります。使っている電波の種類や通信方法の違いで使えないこともあるので注意してください。

■中古スマホを買う
最近はPCショップ(じゃんぱら・PCデポなど)で中古のスマホを扱っているショップが増えてきました。こういったお店で買ってくるのも一つの方法です。1-2年前の機種でも十分に使える性能があって割安なのでお勧めです。ヤフーオークションなどで手に入れる方法もあって最新機種でも手に入れやすいですが、詐欺行為も多いので十分注意してください。
中古スマホを手に入れるお勧めのショップはじゃんぱら、PCデポ(じゃんぱらはネットショップもあります)、ネットではムスビーあたりがお勧めです。

■新品のスマホを買う
新品のスマホを買う方法もあります。ビックカメラなどの家電店で2万円程度の安いSIMフリースマホを打っていますが、性能が悪い機種が多いので「わかっている」方以外には正直お勧めできません。スマートフォンはカメラの画質や使いやすさ、バッテリの持ち時間を考えるとAppleのiPhoneとソニーのXperiaが断然お勧めです。

これらのスマホはドコモショップなどのキャリアで回線とセットで販売されているので上記のように中古iPhone・中古Xperiaとして買ってくる以外には手に入れにくいのが現状です。しかし、iPhoneやXperiaの新品を買う方法はあります。

・Apple Storeで購入する
Apple Storeで購入することができます。定価なので価格は高いですが、2年使うと考えれば1月あた3900円ほど(iPhone6S 16GB 86800円の場合)なので月に8000円(基本料金+通信料+スマホ代-月割引)ほどかかるドコモと比べれば、だいぶ安い上、使い終わった後の買い取り価格はドコモ版よりSIMフリーの方が高めなのでよりお得です。
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SIM-8ドコモの場合、端末代と通信料で月8000円ほどかかります。

・expansysで購入する
海外モデルを扱っているexpansysで購入する方法もお勧めです。AppleのiPhoneのほかにソニーのXperiaやASUSなど多くのスマホを取り扱っています。日本では発売されていない端末も入手できるので一見の価値があります。

・Amazonで購入する
以下のようにAmazonでも取り扱っていますが、amazon.co.jpによる販売ではないので送料や条件などに注意してください。

  

  

格安SIMの契約方法

・Amazon/ビックカメラなどで購入する

SIMカードはAmazonやビックカメラなどの家電店で購入することができます。ビックカメラで販売されているBICSIMというのは実態は本ページでおすすめしているIIJmioにビックカメラ独自のWiFiサービスを付与したもので料金は変わらず、契約もIIJと行うものなのでおすすめです。
ヨドバシカメラではOCNのSIMを販売しているなど、販売店によって取り扱っているSIMが異なるのでAmazonで購入する方が比較しやすいうえにわかりやすく楽です。

データ通信だけの利用であればSIM到着後インターネットで契約手続きを行った後すぐに利用可能です。
電話の音声通話契約をする場合は一度身分証などの提出が必要になるので、MVNOサービス提供者による事務手続きが必要になるので使えるまで数日かかります。

■MNPするときは?
格安SIMの音声通話契約をする際にMNP番号を伝える必要があります。MNP番号は現在契約している携帯キャリアのショップに行くと発行してもらえます。
「解約するのでMNP番号がほしい」と伝えれば大丈夫です。

  

設定方法

SIMを入手したらまずスマホにSIMをセットする必要があります。
SIMの差し込み方は機種によりますが、iPhoneであれば本体側面に小さな穴が開いているところがあるのでここにクリップなどの細い金属(本体にもSIM取り外し用の金具が付属しています)を差し込むとSIMカードスロットが現れます。
Xperiaなどでは本体横にカバーがあるのでこれを外すとSIMカードスロットが現れます。

■APN設定方法
続いてAPNの設定方法ですが、これも機種によって異なります。MVNOサービス提供者によっては設定用のアプリなどを用意していることもあるのでSIM提供元のサポートページを参考にしてください

設定は初回しか行わないので特に覚える必要もありませんし、普段見ない画面ですがマニュアルもあるのでそれほど難しくはありません。

IIJ mio
https://www.iijmio.jp/service/manual/hdd/

OCN モバイル ONE
https://support.ntt.com/ocn/support/pid299000037y

BIGLOBE
http://support.biglobe.ne.jp/settei/setuzoku/lte/